海外FXの両建てとは|メリット・デメリットと禁止されるケース

両建てをして良いのか、規約違反にならないのか分からず不安ではありませんか。
結論は、同じ口座内の両建てはコストが増えやすく、複数口座や業者間の両建ては禁止する業者が多い、ということです。可否は業者ごとに異なります。
この記事では、仕組みと注意点を整理します。読み終えると、公式規約で何を確認すべきか分かります。
結論:海外FXの両建ては可否と条件を規約で確認する
- 両建ては、同じ通貨ペアの買いと売りを同時に持つこと
- 含み損益は固定されるが、スプレッドや手数料は2本分かかる
- 複数口座間・業者間・グループでの両建ては、禁止する業者が多い
- 証拠金の扱いは業者ごとに違うため、公式規約で必ず確認する
海外FXの両建てとは?仕組みと使われ方
両建てとは、同じ通貨ペアの買いと売りを同時に持つ状態です。価格が動いても、合計の損益はほぼ固定されます。
使われ方は、おもに3つに分かれます。一時的なロック、スワップ狙い、判断を先送りするつなぎです。
損益が固定されるしくみ
買い1ロットと売り1ロットを持つと、価格が上がっても下がっても、片方の利益をもう片方の損失が打ち消します。差額はスプレッドやスワップ分に限られます。
| 使われ方 | ねらい | 注意点 |
|---|---|---|
| 一時的なロック | 含み損の拡大を止めて、考える時間を作る | 解除の判断が難しい |
| 指標・週末またぎ | 急変動や窓開けのリスクを限定する | 建てる分のコストが増える |
| スワップ狙い | 金利差の受け取りを狙う | 買いと売りで差し引きになり、マイナスもある |
両建てのメリットとデメリット
メリットは、含み損を一時的に固定して時間を稼げる点です。週末や指標をまたぐときに、損失の幅を限定する使い方もあります。
デメリットは、コストと解除の難しさです。片方だけ決済すると、残した側は一方向のリスクに戻ります。
| 区分 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| メリット | 含み損を固定して時間を稼げる | 損失を消すわけではない |
| メリット | 指標や週末のリスクを限定できる | 建てるたびにコストがかかる |
| デメリット | スプレッドや手数料が2本分かかる | ロック中も実質コストが積み上がる |
| デメリット | スワップが差し引きでマイナスになりやすい | 通貨ペアと保有日数で変わる |
| デメリット | 解除のタイミングを判断しにくい | 結局、損失を確定しがち |
| デメリット | 証拠金の扱いが業者ごとに違う | 公式規約で確認が必要 |
コストが2本分かかる計算例
スプレッドを1.0pips、ドル円の1pipsを1,000円(1ロット)と仮定します。1本建てるごとに約1,000円のコストなので、買いと売りの2本で約2,000円です。
両建ての種類と禁止されやすいケース
両建てには、同一口座内のものと、口座や業者をまたぐものがあります。後者は、規約で禁止している業者が多い傾向にあります。
| 両建ての種類 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 同一口座内 | 1つの口座で買いと売りを持つ | 認めるかどうかは業者ごとに異なる |
| 同一業者の複数口座間 | 口座Aで買い、口座Bで売る | 禁止している業者が多い |
| 他業者間 | 業者Aで買い、業者Bで売る | 片側の規約に違反することがある |
| ボーナス・ゼロカット利用 | ボーナスや損失保護を前提に建てる | 不正取引とみなされるおそれがある |
| グループ・第三者間 | 他人や仲間と買いと売りを分け合う | 強く禁止される傾向がある |
違反とみなされると、口座の凍結や利益の取消、出金の拒否などが定められている場合があります。規約の文面は更新されるため、利用前に最新版を確認してください。
両建ての証拠金は業者ごとに違う
同一口座内の両建てでは、必要証拠金が相殺される業者もあります。両方の建玉に証拠金を求める業者もあります。
ここを取り違えると、証拠金維持率の見込みがずれます。ロスカットの水準にも影響するため、事前の確認が欠かせません。
- 両建て時の必要証拠金が、相殺されるか両建玉ぶん必要か
- 証拠金維持率とロスカット水準の計算方法
- 両建てを認める範囲(同一口座内のみか、通貨ペアの制限があるか)
- ゼロカットやボーナスが適用される条件と、両建てとの関係
- 禁止条項の対象と、違反時の処分内容
必要証拠金の目安は、必要証拠金の計算ツールでも確かめられます。最終的な扱いは、公式規約が優先されます。
両建てとキャッシュバックの関係
両建ては、往復で2本分の取引量になります。取引量に応じて還元される仕組みでは、見かけ上の取引量が増えます。
ただし、還元を狙った両建ては、規約で禁止または無効にされる場合があります。還元額は未確定で、ローンチ時に各業者ページへ掲載します。
還元を目的にした両建てはおすすめしません
取引量が増えても、コストは同じように増えます。規約違反で還元が取り消される可能性も考えると、メリットは小さいといえます。
初心者は両建てより損切りで管理する
基本は、あらかじめ決めた損切りで損失を限定する方法です。両建ては選択肢のひとつですが、解除まで含めた計画が必要になります。
- 1
損切り幅を決める
エントリー前に、許容できる損失の幅と額を決めます。
- 2
ロットを抑える
損失額が資金の一定割合に収まるよう、ロットを調整します。
- 3
規約を確認する
両建てを使うなら、可否と証拠金の扱いを公式規約で確かめます。
- 4
解除条件を決める
ロックを外す条件と手順を、建てる前に書き出します。
対応業者の一覧から、各社の公式ページへ進めます。両建ての可否と証拠金の扱いは、公式規約で確認してください。
対応業者の取引ルールを確認するよくある質問
Q.海外FXの両建ては禁止されていますか?
業者によって異なります。同一口座内の両建てを認める業者もありますが、複数口座間や業者間の両建てを禁止する業者は多いです。公式規約で確認してください。
Q.両建てをすると証拠金はどうなりますか?
必要証拠金が相殺される業者もあれば、両方の建玉に必要とする業者もあります。扱いは業者ごとに違うため、公式規約と必要証拠金の計算方法を確認してください。
Q.両建てでキャッシュバックを増やせますか?
おすすめしません。取引量が増えてもコストも増え、還元を狙った両建ては規約で禁止または無効になる場合があります。還元額は未確定で、ローンチ時に掲載します。
本記事は情報提供を目的とし、投資助言ではありません。条件は変更されることがあるため、最新情報は各業者の公式ページで確認してください。海外FX・CFD取引には元本を超える損失のリスクがあります。


