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税金・ルール読了 7分

海外FXは損失繰越できない?国内FXとの違いと対処法

海外FXで損失が出たとき、「来年の利益と相殺できるのか」と気になっていませんか。

日本居住者向けの説明として、国税庁は国内の金融商品取引業者との店頭FXについて、損失を翌年以後3年間繰り越せると案内しています。海外業者との取引は同じ扱いにならない場合が一般的ですが、個別の判断は断定できません。

この記事では、国内FXとの違いと、同じ年の中でできる整理の工夫をまとめます。

結論:海外FXの損失は3年繰越の対象外が一般的

  • 3年間の繰越は、先物取引に係る雑所得等の特例(国税庁 No.1523)
  • 国税庁は、第一種金融商品取引業者等以外との店頭取引を申告分離の対象外としている(No.1521)
  • 海外FXの損失は、雑所得の範囲内で、その年の中で整理するのが基本
  • 自分の取引の区分は、税理士・税務署に確認する
この記事は日本居住者向けの一般的な情報提供です。税務上の助言ではありません。海外業者の取引がどの区分に当たるかは、個別に確認してください。

国内FXと海外FXの課税の違い

出典:国税庁 No.1521・No.1523・No.1500・No.2260。業者や取引の形態で区分が変わる場合があります。
項目国内FX(登録業者との店頭FX)海外FX(上記以外の業者)
課税方式申告分離課税一般に総合課税の雑所得
税率所得税15%+地方税5%(復興特別所得税は別)他の所得と合算し、累進税率(5〜45%)
損失の繰越翌年以後3年間(要件あり)特例の対象外とされるのが一般的
損益通算先物取引に係る雑所得等の範囲内雑所得の範囲内。他の所得とは通算不可

雑所得の範囲内での損益通算の考え方

国税庁は、雑所得の計算上生じた損失は、他の所得の金額と損益通算できないと説明しています。給与所得などと相殺して税額を減らすことは、一般にできません。

一方、同じ雑所得の中では、利益と損失を合計して計算します。複数の海外口座がある場合も、同じ年の損益は合算して考えるのが一般的です。

単純な例です。必要経費やキャッシュバックの扱いで、実際の金額は変わります。
口座年間損益(経費除く)
口座A+100万円
口座B-60万円
雑所得の損益(合計)+40万円
国内FXの申告分離課税は、それ以外の所得と損益通算できません。国内と海外は別の区分として計算するのが一般的です。

同じ年の中でできる整理の工夫

  • 必要経費を漏れなく集計する(項目は経費の記事で整理)
  • 複数口座の損益と入出金を、年間で合算して記録する
  • キャッシュバックの反映額を別管理し、区分を専門家に確認する
  • 国内FXと海外FXを併用する場合は、別区分で記録する
税額を減らす目的だけで、取引量やタイミングを変えることはおすすめしません。リスクを理解したうえで、自己資金の範囲で取引してください。

損失が出た年に気をつけたいこと

  • 損失の年も、年間の取引履歴と入出金の記録を残す
  • 国内FXの3年繰越を使う場合は、損失の年も確定申告が必要(国税庁の説明)
  • 住民税の申告の要否は、お住まいの市区町村に確認する
  • 制度は改正されることがあるため、毎年国税庁の最新ページを見る

税理士に相談するときの準備

  1. 1

    業者と口座の情報をまとめる

    業者名・適用法人・口座タイプを一覧にします。

  2. 2

    年間損益と入出金を用意する

    MT4/MT5の履歴と、入出金の記録を保存します。

  3. 3

    キャッシュバックの記録を添える

    反映日と金額が分かる画面を整理しておきます。

同じ年の中で整理できる必要経費の候補と、証憑の残し方を確認できます。

経費にできるものの考え方を見る

よくある質問

Q.海外FXの損失は翌年に繰り越せますか?

国税庁が案内する3年間の繰越控除は、先物取引に係る雑所得等の特例です。海外業者との取引は対象外とされるのが一般的ですが、個別の判断は税理士や税務署に確認してください。

Q.海外FXの損失は給与所得と損益通算できますか?

国税庁は、雑所得の損失は他の所得と損益通算できないと説明しています。給与と相殺して税額を減らすことは、一般にできません。

Q.国内FXと海外FXの損益は合算できますか?

国内の申告分離課税の損益は、それ以外の所得と損益通算できません。国内と海外は別区分として計算するのが一般的です。取り扱いは税理士にご確認ください。

出典

本記事は情報提供を目的とし、投資助言ではありません。条件は変更されることがあるため、最新情報は各業者の公式ページで確認してください。海外FX・CFD取引には元本を超える損失のリスクがあります。

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